調の性格を徹底分析! 〜長調編〜

音楽

作曲をする際、「まずは調(キー)から決める!」という人も少なくありません。

調は曲の雰囲気を決める重要な要素の一つです。
今回はそれぞれの調の性格を私なりに紐解きますので、皆様の作曲に役立てれば嬉しいです!

調(キー)とは

調とは、「どの音を基準とした音階が使われているのか」という楽曲における状態を指します。
例えば、Cメジャーの楽曲ではC(=ド)から始まる長音階が使われています。

基準とする音を「主音」といい、音階は必ず主音から始まります。

Cメジャーは、誰しもが親しみのある「ドレミファソラシド」という音階になります。

実はそれぞれの音には特有のイメージがあり、それらを主音とするため、調にもそれぞれ異なる性格があるということです。

調の性格分析

Cメジャー(ハ長調)
代表曲:空も飛べるはず(スピッツ)
    チェリー(スピッツ)
イメージカラー:白
私感:単調、素朴。ピアノでは白鍵のみの調であり、童謡などでもよく使われているようです。そのためか、混りっ気がなく子供のような純粋さを持っているように感じます。

Dメジャー(ニ長調)
代表曲:and I love you(Mr.Children)
イメージカラー:紫、濃い青
私感:高尚。強い精神性を持つが、他者に押し付けることはなく内に秘めている感じでしょうか。後述するGメジャーとは対照的な雰囲気を感じます。

Eメジャー(ホ長調)
代表曲:さすらい(奥田民生)
    innocent world(Mr.Children)
イメージカラー:緑
私感:自然。田舎。溢れ出る優しさ。Cメジャーにおける中音であるEを主音とするため、程良い安定感があります。応援歌というよりは、そっと寄り添ってくれるようなイメージでしょうか。

Gメジャー(ト長調)
代表曲:今宵の月のように(エレファントカシマシ)
    名もなき詩(Mr.Children)
イメージカラー:水色
私感:非常に力強さがある調です。Cメジャーに#が一つ足されていることから、一歩大人に成長し、葛藤しているような雰囲気も感じられます。

A♭メジャー(変イ長調)
代表曲:悲しみの果て(エレファントカシマシ)
    READY STEADY GO(L’Arc〜en〜Ciel)
イメージカラー:黒
私感:前向きながらも影を含んでいる、大人な雰囲気を持っている調ですね。一般的に調合が多くなると使用される頻度が減るように感じますが、A♭メジャーは多くの楽曲で使われる人気の調ですね。

Bメジャー(ロ長調)
代表曲:Lemon(米津玄師)
イメージカラー:銀色
私感:Cメジャーにおける導音であるBを主音としているため、どこか不安定感や緊張感を感じるような気がします。

おわりに 〜様々な調で作曲するということ〜

今回、長調からいくつか抜粋して私なりの性格分析をしてみましたが、いかがでしたでしょうか。
私と同じようなイメージを持つ人も、そうではない人もいたと思います。

それはなぜかというと、同じ調であってもどれもが同じような雰囲気の曲になるわけではないからです。冒頭で記載した通り、調は曲の雰囲気を作る”一つの要素”にすぎません。

とはいえ、様々な調で作曲をすると曲作りの幅が広がるのは確かです。

ぜひいろいろな調の曲に触れ、作曲にもチャレンジしてみてください!

YouTubeには、私が作曲した曲をアップしています!
いろんな調の作曲にチャレンジしていますので、ぜひ聴いてみてください!

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